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| 今日は東京医科歯科大学で行われる日本菌学会・日本防菌防黴学会合同シンポジウムに参加予定。タイトルは『ヒトと菌類の関わり・−自然界と生活圏の菌類−』で、菌学会側からは「菌類の分類・自然史・研究史(出川洋介氏)」、「菌類の多様性科学を支える博物館(細矢剛氏)」、「カルチャーコレクションの動向(安藤勝彦氏)」、「菌類同定のための遺伝子解析:現状と実用技術の紹介(安光得氏・岡田元氏)」などの講演がある。am7:30には出発しなくてはならない。
先日採集したコウボウフデ(雑記2009.10.28)は乾燥機の中に放置されていた。すでにすっかり乾燥していたが、標本袋に収納して格納するまえに、久しぶりにミクロの姿を覗いてみた。コウボウフデを顕微鏡下でみたのは5年ぶりくらいのことだ(同2004.4.20、同2003.9.24)。 |
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| 子実体先端の筆の部分を、ピンセットでひとつまみ採って、スライドグラスにのせた。水で封入するといわゆるダマダマ状態となってしまうので、KOHで封入した。胞子と弾糸が無数にある(b)。倍率を上げて胞子をみた(c)。よくみると、子嚢の残骸らしきものがあった(c)。 弾糸を明瞭に捉えるために、フロキシンを加えた(e)。倍率を上げて探してみたが、環紋状の弾糸は見つからなかった。かつて環紋状の弾糸をみつけようとさんざん検鏡したことがあったっけ。 |
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| 先週多摩湖畔で採集したチャヒラタケ属(a)がひとつだけ冷蔵庫に残っていた。半乾燥状態となり縮れてすっかり小さくなっていた。袋の縁にしっかりと胞子紋がついていたので、これから胞子を採取した。胞子表面には微細な疣があるようだが、鮮明には捉えられなかった(b, c)。 半乾燥ということもあって、脆い生の時とちがって、ヒダ切片が楽に切り出せた(d)。ヒダ実質を見た後、カバーグラスの縁からフロキシンを流し込んで、ヒダの縁をみた(f)。次いでヒダを一枚スライドグラスに寝かせて縁をみると、随所に束生する縁シスチジアがある(g, h)。どうやら、先に切り出したヒダ切片は、縁シスチジアがあまりない場所を切り出したようだ。 |
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| スライドグラス上のヒダの一部をKOHで封入して組織をバラした。いわゆる押しつぶし法だ。縁シスチジア(i)、担子器(j)、クランプ(k)などが明瞭に捉えられた。カサ表皮の組織には微細な色素粒点をもった菌糸が匍匐している(l)。見たとおりのクリゲノチャヒラタケなのだろう。 | |||||||||||||
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| 腐朽した杉の端材の切り口やその周辺から、ニガクリタケモドキ?がでていた。久しぶりにこのきのこを顕微鏡で覗いて遊んだ。多数の縁シスチジアが波打って面白い。
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検鏡写真は説明するまでもないので、画像に詳しいキャプションを付けた(a〜l)。おそらくニガクリタケモドキでよいのだろう。 |
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| 昨日、一年ぶりにキリノミタケをみるチャンスを得た。固いつぼみ(a)が開きはじめる時から、すっかり開花した状態(f)までを観察することができた。一気に冬が来たかのように寒くなり、この日は山を見上げれば雪でうっすらと白くなっていた。
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| 最終日の11月3日、大阪市立自然史博物館で、第40回特別展「きのこのヒミツ」を観てきた。10月中に大阪に出向くことができず、ようやく最終日の昨日慌てて訪問した。残念ながら最後の特別講演を聞くことはできなかったが、一風変わったレイアウトや本郷先生の原色画が興味深かった。学芸員の生態観察をしたり、期間中何度もやってきたという人たちと話をすることができた。大阪から帰宅したのは今朝のこと。夜中に月と星がとてもきれいだった。 | |||||||
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